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キユーピー、免疫ケア市場に参入 酢酸菌の機能性表示食品を来月発売、原材料販売も

 キユーピー㈱(東京都渋谷区、髙宮満社長)が健康な人の免疫ケア機能を訴求する機能性表示食品のサプリメントを来月から通信販売で新発売する。サプリに配合している機能性関与成分を含む原材料の外部販売も行い、BtoC(対消費者)とBtoB(対事業者)の両輪で免疫ケア需要の掘り起こしを進める。機能性表示食品の免疫ケア市場に展開する機能性関与成分はこれまで、キリングループのプラズマ乳酸菌、アサヒグループのL-92乳酸菌の2成分だった。キユーピーの酢酸菌GK-1が新たに加わる。

 キユーピーは9日、機能性表示食品の『ディアレプラス』を来月4日から通販のみで新発売すると発表した。併せて、「本商品に使用している酢酸菌原料の産業用としての販売を展開」することも伝えた。同商品に使用している酢酸菌原料とは、同社の研究開発で食品機能性のあることが分かった酢酸菌GK-1。酢酸菌とは、お酢の成分「酢酸」を作る菌のことで、グループ会社のキユーピー醸造㈱が食酢を製造していることから、酢酸菌の研究開発を進めていた。

 同社が『ディアレプラス』について消費者庁に届け出た機能性表示(ヘルスクレーム)は、「免疫機能の維持」と「鼻の不快感軽減」の2種類。原材料販売を展開していくことにもなる機能性関与成分の酢酸菌GK-1について、「pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことと、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています」と表示する。

 同社の発表によると、酢酸菌GK-1を1日摂取目安量あたり400億個以上含有する製品にダブルヘルスクレームが可能になる。免疫機能の維持は90億個。耐熱性があり、死菌でもあるため、加工適正が高い、としている。

 『ディアレプラス』の販売チャネルは、キユーピーグループのECサイトを中心にECモール。価格は14粒(7日分)入りが1,080円、60粒(30日分)入りが3,780円(それぞれ税込みの参考小売価格)。

【石川太郎】

(冒頭の写真:キユーピーが来月新発売する『ディアレプラス』のパッケージ。同社報道発表資料から)

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