ガルシノールでメンタルケアを訴求 【機能性表示食品届出DB更新】東洋新薬、肝臓ケアに続く新表示を届出
消費者庁は24日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、14社16件(サプリメント13件、サプリ以外の加工食品3件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出を受付公開した。今月2日付の届出も公開。これが2024年度分の届出第1号となる。また、㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)がインドマンゴスチン由来ガルシノールの届出を再び行い、ヘルスクレームを拡充させた。メンタルケアに関するもの。
24年度の届出番号「J1」の機能性関与成分はウコンエキスで、届出者はプライム製薬(同)(福岡市中央区)。届出番号「H452」の製品(サプリメント)に対してパッケージ変更を行ったのみの再届出のため、通常の届出よりも受付公開が早かった。
一方、昨年11月に続いて2度目となる、インドマンゴスチン由来ガルシノールの届出を行った東洋新薬は、前回とは全く異なるヘルスクレームを届け出た。同成分のシステマティックレビュー(SR)に基づき、「日常生活における一時的な活気・活力感の低下を軽減する」旨を訴求する。同社で実施したヒト試験データを基にSRを行った。
前の届出は、やや高めの血中ALT値などを低下させる肝臓ケア機能をうたうものだった。肝臓と活気・活力、2つのヘルスクレームを組み合わせた製品開発も可能になる。インドマンゴスチンは、ガルシニアインディカの別名(学名)も知られる果実。
なお、撤回届出の追加に関しては3件にとどまった。今月18日と19日の2日間で手続きされた。いずれも撤回理由は販売終了。
【石川 太郎】
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