ウェルネスフード推進協会、設立記念シンポジウムを開催
(一社)ウェルネスフード推進協会(矢澤一良代表理事)は27日、設立記念シンポジウムを都内で開催した。100人を超える関係者が参加した。
同協会は、「日本を健康にする!」研究会の事業を継承し、法人化された団体。食(ウェルネスフード)を基点にウェルネス産業の健全な市場形成と成長を推進し、国民の健康長寿を延伸することを目的として今年5月に設立された。
代表理事の早稲田大学規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門部門長の矢澤一良氏は、協会設立の理由について「任意団体として実践してきた活動や事業をさらに業界内に定着させ、継続的に推進していくことと流域全体へ活動を広げていくために、アカデミア、メディカル・コメディカル、行政、関連団体、民間企業、メディア・ジャーナリスト、金融、生保などとの幅広い連携を深めていくといった観点から、社会的にも認められた公的な組織にしていくことが、社会貢献を実践するためにも最良の策だと考えた」と説明。「今後の方向性として、産官学が連携し、国民の健康寿命の延伸、QOLの向上、ウェルネスリテラシーの向上、健康とおいしさを求めた食の産業活性などを活動目的として着実に進めていく」と挨拶した。
常任理事の(株)RDサポートの大澤裕樹社長は、今後の具体的な活動内容について「管理栄養士などと産官学を連携した消費者へのウェルネス教育事業、展示会や勉強会を通じた法人マッチング・開発支援事業、管理栄養士や予防関連各社などの専門家マッチング事業を推進していく」と話した。
(写真:約100人が参加)
【藤田 勇一】