ウェルネスニュースが取材報告会 テーマは「どうした?健康食品GMP認証」
㈱ウェルネスニュースグループ(WNG/東京都港区)は5日、会員企業を対象とした取材報告会をオンラインで開催した。テーマは「どうした?健康食品GMP認証」。
(一社)日本健康食品認証制度協議会(JCAHF/信川益明理事長)が6月6日、PR TIMESで流したプレスリリース「健康食品の品質や安全性を確保するためにロゴマークを創案」が業界に巻き起こした波紋について、WNGの田代宏記者が報告した。
プレスリリースに書かれたJCAHF認証マークへの変更とはどういうことか? JCAHFの言う「公正、公平」な新たなマークとはどういうものか? 旧料金(現行料金)と新たなマークの指定料金はどれだけ違うのか? GMP認証の指定機関である(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)、(一社)日本健康食品規格協会(JIHFS)はどのような対応を取っているのか。そもそも、なぜこのような事態を迎え、この先どうなるのか? 健康食品GMP認証の成り立ちから認証制度協議会設置に至る歴史をたどりながら、1カ月半に及ぶ取材を通じて分かった事実について、報告した。
受託製造メーカー、原料OEMメーカーなどの関係者が参加した。参加者からは、「そもそも、認証制度協議会にどんな権限があるのか、不明確では?法的根拠は全くないのでは?」、「日本健康食品認証制度協議会は、認証機関を指定するだけの実力があるのか?」、「米国FDAですら、cGMPの認証機関の指定などしていない。 認証制度協議会が認証しないGMPは、これまでと何も変わらない。余計な費用は無駄であると思う。消費者のためにも、業界のためにもなるとは思えない愚挙ではないか」、「料金改定が大幅だが、事業者は間接的に認証料金が上がる懸念があると捉えていいのか?」などの厳しい指摘や質問が行われた。