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めざす会、第3回情報交換会開催 【7/26】世界食糧危機をテーマに意見交換

 「食の信頼向上をめざす会」(唐木英明代表)は26日、食糧危機をテーマに今年3回目となる情報交換会をオンラインで行う。

 ロシアによるウクライナへの侵攻を機に、食糧危機に対する不安が一気に高まった。昨今、日本でも食料品の値上げラッシュが相次いでいる。世界的な危機の中、途上国は飢えずに済むのか? 自給率4割を切る日本は食品の輸入を続けられるの? また、大量の穀物を飼料にする鶏・牛・豚の生産はどうなるのか?
 アメリカ穀物協会の浜本哲郎氏と(株)アニマル・メディア社の岩田寛史氏に、世界の穀物供給の状況および家畜の飼料と畜産物の供給について話を聞く。

<開催概要>
日 時:7月26日(火)午前11時~午後0時30分
開催形式:Zoomウェビナー
参加費:無料

<講演内容>
第1部 テーマ「世界の穀物供給」 アメリカ穀物協会 浜本 哲郎 氏
(1)世界の穀物供給の推移と現状
 ①穀物の種類と用途
 ②各穀物の年間供給量・貿易量
 ③人口と供給量
(2)穀物供給・価格に影響を及ぼす要因
 ①外的要因:天候・政情・需給バランス
 ②内的要因:生産費
(3)日本の食糧と世界の食糧 ― 穀物の観点から
 ①「食糧不足」とは何なのか?
 ②世界の穀物は「足りない」のか?
③日本はどうするのか?
 ④世界はどうしたらよいのか?

第2部 テーマ「家畜の飼料と畜産物の供給」(株)アニマル・メディア社 岩田 寛史 氏
(1)日本人の畜産物消費とその供給
 ①各畜種の年間供給量(国内生産・輸入)の推移
 ②同自給率の推移
 ③年間1人当たり供給量の推移
(2)家畜飼料の原料とその供給
 ①配合飼料における原料穀物等の構成比
 ②飼料原料の輸入実体・自給率
③飼料用米の活用、「Livestock」の意味を考える
 ④主な飼料原料の価格動向
 ⑤生産コストと、そこに占める飼料費の割合
(3)「飼料要求率(FCR)」を理解する
 ①各畜種の飼料要求率(1kgの肉を生産するのに必要な飼料の量)の現状
 ②遺伝改良が飼料要求率を大きく改善してきた実態
(4)世界の豚の半分を食べる中国のインパクト
 ①現在の飼料高騰のきっかけをもたらした中国におけるアフリカ豚熱(ASF)発生
 ②国際的な豚肉の流通に始まり、穀物需給(主にトウモロコシ)に大混乱
 ③トウモロコシの単収が米国のほぼ半分、40年前の水準という“余力”

申し込みE-mail:shinrai.koujyou@gmail.com

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