【家計調査】22年12月のサプリ支出 7.4%増の1,200円台、2カ月連続で増加
総務省統計局が7日発表した2022年12月の家計調査(2人以上世帯)。サプリメントなど健康保持用摂取品の1世帯あたり支出額は前年の同じ月との比較で7.4%増え、1,240円となった。
増加は2カ月連続。1,200円台に達するのも2カ月連続となった。ただ、前の月から20円余り、支出が減っている。
世帯別の支出はどうか。勤労者世帯は934円となり、前年同月との比較で9.9%増えた。増加は2カ月連続。前の月との比較でも約90円増加した。
一方、無職世帯は1,670円。2カ月連続で1,600円台後半の支出があった。前年の同じ月と比べると4.9%増加し、前の月の2.5%減から増加に転じた。ただ、支出額は前の月から30円弱減った。
年間支出は2年連続の減少に
健康保持用摂取品とは、サプリメント形状(錠剤、カプセル、顆粒、粉末等)の健康食品を意味する。22年1~12月の累計支出額は1万3,597円で、21年の同じ期間との比較で1.2%減少した。減少は2年連続。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年は1万4,400円台の支出があった。
ただ、健康保持用摂取品の主な消費層と考えられる無職世帯の支出はほぼ横ばいで、1万8,100円台を3年連続で維持した。
他方、勤労者世帯の支出が1万円を下回り、2年連続で減少した。