「酵素」「スッポン黒酢」「ビフィズス菌」などのサプリで健康被害
消費者庁と(独)国民生活センターが運営する「事故情報データバンクシステム」に、今年度に入ってから、健康食品の摂取による「事故情報」が6件寄せられている。
事故情報データバンクシステムは、関係省庁などが保有する生命・身体に関する事故情報を一元的に集約するデータベース。事故の再発・拡大防止を目的に、消費者庁と(独)国民生活センターが連携して、関係省庁などの協力を得て実施している。
4月には、ビフィズス菌サプリメントをスーパーで購入して摂取した60代の消費者とその叔母が、2人そろって3日目の夜から激しい腹痛と下痢に襲われたという事故情報が報告された。また、スッポン黒酢のサプリメントを定期購入した50代の消費者からは、2日目に不調となり、腰が立たなくなったという事故情報が寄せられている。
5月には、酵素のサプリメントを購入した10代の消費者が、消化器障害を生じたという事故情報が公表された。
消費者庁の担当課によると、これらの情報は氷山の一角に過ぎないという。