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WDNアクセスランキング(後) 上位記事から2023年を振り返る

 ㈱ウェルネスニュースグループが運営するニュースサイト「ウェルネスデイリーニュース」(WDN)に2023年掲載された記事は約1,800本(12月28日時点)。アクセス数の多かった記事は何か。上位10記事から23年を振り返る。10位から6位までの前編はこちら

 第5位は、「食薬区分が25年の歴史終わらせる」(2月27日付)。前年10月の食薬区分改正で「専ら医薬」に区分変更された紅豆杉(コウトウスギ)。その心材を原材料にした健康食品を長年販売してきた㈱紅豆杉の信川高寛社長が心境を率直に語るインタビュー記事がトップ5に入った。国を相手取り、訴訟を提起する考えも述べていた信川社長。その後については10月30日付で掲載した「幕を閉じた健康食品『紅豆杉』」で伝えている。

 第4位は、「ジャムー茶問題、販売会社が対応へ」(5月19日付)。「ジャムーティー」と称する輸入食品からステロイド成分が微量検出されたと国民生活センターが発表したのが4月。それを販売していた大阪の事業者が公表した、返金などを行う旨を伝える記事にアクセスが集まった。同社は公表した文書の中で、国セン発表後に、同社が外部委託で実施した商品分析の結果、ステロイド成分は検出されなかったと主張。一方、混入経路を確認し報告するとも説明していた。しかし同社のホームページはすでに閉鎖されたもよう。原因不明のまま幕を閉じることになりそうだ。

 第3位は、「機能性表示食品の届出表示にメス」(6月30日付)。機能性表示食品の広告表示に加え、届出表示(ヘルスクレーム)が景品表示法違反(優良誤認)とされたため業界が驚愕した「6・30措置命令」の第1報がトップ3に入った。健康食品業界の2023年10大ニュースの1つに数えることもできるだろう。消費者庁による記者レク(記者向け説明)の全容を収めた動画も数多く視聴された。同庁はその後の12月、機能性表示食品のはみ出し表示(広告)に対して立て続けに2件、景表法を執行することになる。

 第2位は、「科学的根拠が不十分と判断した理由/表示対策課の説明」(7月3日付)。6・30措置命令の第2報。消費者庁表示対策課が記者レクで説明した措置命令の理由を伝える記事が2位に入った。影響が業界全体に及んだため、多くのアクセスが集まったとみられる。届出表示の科学的根拠が不十分だと認定した理由は何か。システマティックレビューのどこに問題があったのか。この記事を読んでも、記者レクの動画を見ても、理由は判然としない。現在においてなお同課は、記者レクで説明した以上のことは黙して語らず。沈黙を守ったままだ。

 そして第1位。2023年のアクセスランキングのトップに立ったのは、9月12日~25日にかけて計8回掲載されたシリーズ記事「ジャニーズ『性加害問題』の波紋」の第3回、「『サッポロ一番みそラーメンのCMは本日限り』」(9月14日付)である。

 旧ジャニーズ事務所とコマーシャル契約などを結ぶ食品、化粧品、ヘルスケアなどの企業の対応を追ったのが同シリーズ。その中で第3回は、即席めん『サッポロ一番』で知られるサンヨー食品㈱の対応を伝えたもので、放映開始したばかりのKis-My-Ft2出演CM中止決定をスクープする内容だった。記事を見つけたファンがCM中止を嘆きながらTwitter(現X)上で記事を拡散。その勢いはまさに猛烈で、記事単体の1日あたりPV数として過去最高を記録。結果、今年最多のアクセスを集めることになった。

 おかげ様でWDNは今年もユーザー数を増やすことができました。2024年もお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます。

【ウェルネスデイリーニュース編集部】

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