JHNFA、「個別審査型JHFA」を導入
<特別用途食品では「低栄養高齢者食品」の規格基準案を策定へ>
(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)は27日、2020年度事業運営方針を発表した。特定保健用食品(トクホ)公正競争規約の運用開始、個別審査型JHFA(認定健康食品)の導入などを柱に据えている。
トクホ公正競争規約を運営する公正取引協議会の事務局を新設する予定。準備室を設置し、関係省庁と調整しながら準備を進める計画だ。
JHFAマーク表示許可事業については、「個別審査型JHFA」を導入する。規格基準がある食品群に該当しない製品もカバーすることで、JHFAの普及を目指す。健康食品GMP認証事業では、「健康食品製造におけるHACCP導入手引書」の普及啓発と利用促進に注力する。
健康食品製造の適切な委託・受託の在り方を検討するため、「OEM部会」を発足させる。部会はJHNFA会員の製造受託企業で構成する。
特別用途食品制度については、「低栄養高齢者食品」と「サルコペニア対応の栄養食品」の規格基準案の策定に取り組む。また、えん下困難者用食品の表示に関する改善案を検討し、規格改定を要望する方針を示している。