JARO、「免疫力向上」の表示 動物用サプリも違法
(公社)日本広告審査機構(JARO)は7日、動物用サプリメントで「がんを予防」、「免疫力向上」と標ぼうし、医薬品医療機器等法(薬機法)違反に問われた事例を広告トピックスとして取り上げた。
今年3月、警視庁が書類送検したペット関連用品販売会社の事件を紹介。販売会社では、犬猫用のサプリメントや水素水を「がんを予防する」、「免疫力向上」などと自社ウェブサイトで広告し、販売していた。
JAROは、販売された犬猫用サプリメントは、医薬品的な効果効能をうたっていたため、承認前の医薬品と判断されたと説明。広告については同法第68条の「承認前の医薬品などの広告の禁止」が適用、販売については同法第24条の「販売業許可」を取得していなかったことが、違反の理由と考えられるとしている。