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FFC2.0研究会が活動開始 シリーズセミナー第1回に約80人

 海外で通用する「世界基準の機能性表示食品」を目指すためには何が必要か──そのための研究、ディスカッション、実践を目的に立ち上げられた「FFC2.0研究会」が22日、新規成分の安全性評価に着目したセミナーをオンラインで開催、業界関係者ら約80人が参加した。

 今夏に発起されたばかりの同研究会の名称は、機能性表示食品の英語表記「Foods with Function Claims」の頭文字から取られた。発起人らは、機能性表示食品の優れた点を最大限に活かしながら「社会から高い評価を受け、消費者の健康生活に貢献できる制度に進化させる」として「FFC2.0」の実現に向けた意気込みを示す。

 FFC2.0研究会を発起したのは、柿野賢一・㈲健康栄養評価センター代表、武田猛・㈱グローバルニュートリショングループ代表、西沢邦浩・㈱サルタ・プレス代表の3人。

 研究会は設立趣意書の中で、海外で通用する機能性表示食品を目指すためには「さまざまな課題を解決していく必要がある」と指摘。課題として、安全性評価、機能性科学的根拠レベル、GMP(適正製造規範)、表示の在り方、コンプライアンス──などを挙げ、各課題の解決に向けた「協議や実践の場として、運営していきたい」として活動方針を示した。

 この日のセミナーは、シリーズセミナーの第1回目として開催したもので、主な講演は、創薬支援などを行うトランスジェニックグループの関係者が担当。モデルマウスなどを使った安全性試験を支援する㈱安評センター磐田研究所の望月雅裕研究本部副本部長と、医薬品・食品CROの㈱新薬リサーチセンター中央研究所の富田晋平取締役が、非臨床と臨床のそれぞれの観点から健康食品の安全性評価について講演した。

 来月開催する第2回は、テーマに「原材料GMP」を据える。健康食品GMP第三者認証機関の(一社)日本健康食品規格協会との共催で開催する。

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