DMGコンサルティング(株)（東京都千代田区、藏内淑行社長）は22日、「EC通販100億円突破のためのやずや式CRMノウハウ勉強会～西野塾（第3回）」を都内で開催した。

　売上50～100億円突破を目指すEC通販企業向けの具体的な手法や事例を中心とした4回シリーズのプログラム。今回が3回目で、講師は(株)DMCの高橋貞光社長が務めた。

　高橋氏は、「100億円突破の通信販売会社の作り方　学びと実践～お客さまから信頼を得る」をテーマに講演。「STPを明確にし、全社員が統一した働き方をする理念経営の実践が必要。その上で、通信販売の原理原則を守り、基本に沿った経営が成功には不可欠」と話した。

　また高橋氏は、「成功事例に学ぶ通信販売会社の作り方　成功する理念と法則～お客さまとのリレーション」をテーマに講演した。「成功する会社とは売上の高い会社ではない。お客様に喜ばれ定期購入者の1年後残存率が50％以上であり、社員がいきいきと働いている会社である」と説明した。さらに、「通信販売業界の現状は、大手企業の進出により新規参入が厳しい。通販大手の伸び悩みと自然淘汰の二極化が進んでいる」とし、初期投資を抑え、初年度から利益が出せる新たなビジネスモデルを紹介した。

　次回は12月12日に開催。テーマは「顧客分析とCRMについて　休眠や離脱客の復活購入を中心に、その手法ややずやも活用中の顧客分析とは」。 (株) 未来館の西野博道社長が講演する。

（写真：講演の様子）

【藤田　勇一】