ASCON、機能性表示食品の届出評価 見解不一致は9件
<複数の機能性関与成分の配合、根拠が不明>
(一社)消費者市民社会をつくる会(ASCON、阿南久代表理事)は7日、機能性表示食品の届出資料の評価結果を発表した。届出番号B1~B620までを対象に、ASCON科学者委員会が評価した。
届出者の協力を得て評価を完了した458件のうち、449件(98%)がASCON科学者委員会の評価基準に適合した。「委員会の評価基準が多数の企業の判断基準と一致している」と説明している。
一方、評価基準に適合せず、意見交換でも合意できなかった「見解不一致」は9件を数えた。用量適合、1群10人以上のRCTで群間有意差が認められていない、複数の機能性関与成分を配合する根拠が示されていないなどの問題点を指摘した。