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4月以降もサプリの届出が多く 【機能性表示食品届出DB更新】19日までに40件

 機能性表示食品の届出データベース更新が7日にあった。消費者庁は、11件(サプリメント8件、サプリ以外の加工食品3件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出を公開した。

 4月18日と19日に消費者庁へ届け出られたもの。これで今年4月1日以降に届け出のあった届出番号「J」シリーズ(2024年度分)の届出公開件数は合計71件となった。

健康被害問題以降の届出件数、「変化は感じない」

 71件を食品区分別で見ると、サプリメントが40件、サプリ以外の加工食品が29件、生鮮食品が2件と、前の年度に引き続きサプリ形状の届出の多い傾向が続いている。

 昨年度末の3月下旬、小林製薬㈱(大阪市中央区)が販売した機能性表示食品のサプリメントに健康被害の疑いが生じたことを、同社が公表していた。届出を受け付ける消費者庁は、その後の届出資料の提出件数の変動について、6日に開かれた消費者委員会食品表示部会の中で概況を説明。「必ずしも、届出が増えたり減ったりとか、撤回が増えたり減ったりとかということはないという感触」(食品表示課保健表示室長)とした。

鶏軟骨由来の非変性Ⅱ型コラーゲン、変化する成分名称

 この日の更新では、「非変性Ⅱ型コラーゲン(酵素分解水溶化コラーゲンペプチドとして)」という機能性関与成分の届出が公開された。鶏軟骨由来の非変性Ⅱ型コラーゲンのブランド原材料「UC-Ⅱ」を販売するロンザ㈱(神奈川県相模原市)が新たに届け出た。

 鶏軟骨由来の非変性Ⅱ型コラーゲンは既存の機能性関与成分。届出件数は50件を超える。その中で昨年11月以降、届出時の名称に変化が生じている。もともと「非変性Ⅱ型コラーゲン」として届出が進んでいたが、「非変性Ⅱ型コラーゲン(三量体として)」が出てきた。そして新たに公開されたのが「非変性Ⅱ型コラーゲン(酵素分解水溶化コラーゲンペプチドとして)」。実質的に同じ成分と考えられるが、届出名称が微妙に変わっていく。

 なお、撤回届出の追加が8件あった。アサヒグループ食品㈱(東京都墨田区)が即席みそ汁などをラインアップする『やさしさプラス』シリーズの全7製品のうち6製品を販売終了のため取り下げた。

【石川 太郎】

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