カイコ冬虫夏草で男性更年期症状を改善 第一工業製薬が臨床試験、AMSスコアで有意差
第一工業製薬㈱(京都市南区、山路直貴社長)はこのほど、40歳以上の男性を対象とした臨床試験において、カイコハナサナギタケ冬虫夏草の摂取が男性更年期症状を改善することを確認したと発表した。本研究成果は、2月10日発行の日本抗加齢医学会雑誌「アンチ・エイジング医学」に論文として掲載された。
男性の更年期症状は、抑うつ、睡眠障害、性機能低下、いらいらなど多岐にわたる。症状が進行すると日常生活に支障をきたすほか、メタボリックシンドロームや認知症などの疾患リスクとの関連も報告されており、日常的な対策の重要性が高まっている。
同社は、これまでに、睡眠の質改善やテストステロン値の増加を確認してきた食品素材「カイコハナサナギタケ冬虫夏草」に着目。今回の試験では、40歳以上の男性68人を対象に、カイコ冬虫夏草またはプラセボ食品を12週間摂取するランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施した。
その結果、男性更年期障害質問票(AMSスコア)において、総スコアだけでなく下位項目である「心理的因子」および「身体的因子」についても、統計学的に有意な改善が認められたという。
同社は、今後もカイコ冬虫夏草に関する研究を推進し、ストレス社会や超高齢化社会が抱える課題の解決に貢献していくとしている。
(冒頭の写真:カイコ冬虫夏草およびプラセボ食品の介入に伴うAMSスコアへの影響/同社リリースより)

