キユーピーが農芸化学技術賞を受賞 食品用ヒアルロン酸の研究と事業化で新たな市場創出に貢献
キユーピー㈱(東京都渋谷区、高宮満社長)はこのほど、食品用ヒアルロン酸に関する研究と事業化の功績が認められ、(公社)日本農芸化学会の「2026年度農芸化学技術賞」を受賞したと発表した。9日に開催された日本農芸化学会2026年度大会にて、授賞式と受賞講演が行われた。
同社は1980年代から、マヨネーズの原料である卵の未利用資源を活用する中でヒアルロン酸の食品利用に着目。当時は、「経口摂取しても吸収されない」という学術的な疑問があったが、30年以上にわたる研究により、ヒトでの機能性に加え、生体内で代謝・吸収されて皮膚に作用するメカニズムを解明した。
具体的には、経口摂取したヒアルロン酸が腸内細菌によって低分子のオリゴ糖に分解・吸収され、血液などを介して皮膚に移行することを確認。さらに、皮膚に到達したオリゴヒアルロン酸がコラーゲン産生を促進し、潤いを保つ仕組みを突き止めた。
こうした科学的根拠に基づき、2015年には機能性表示食品『ヒアロモイスチャー240』(届出番号:A4)の届出が公表。この実績により、手軽に肌の潤いを保ちたい消費者へ新たな選択肢を提供し、サプリメント市場に新たなカテゴリーを確立した。
同社は、今後も科学的根拠に基づく美容・健康食品の展開を通じ、世界の食と健康に貢献していくとしている 。
(冒頭の写真:同社リリースより)

