ロンザ、CHI事業売却で合意 投資ファンドのローンスターへ 部門長「事業活動は中断なく継続する」
カプセルおよび健康食品原材料(Capsules & Health Ingredients、CHI)事業を切り離し、中核事業である医薬品受託開発製造(CDMO)に集中することを2024年12月に決めていたロンザ社(スイス、バーゼル)は11日までに、CHI事業を、米国に拠点を置く投資ファンドのローンスターに売却することで合意したと発表した。発表によると、23億スイスフラン(約30億米ドル)で売却する最終合意を締結、取引完了は2026年下半期を予定しているという。
今月6日付のこの発表を受けて、ロンザCHI事業部門長のジャン=クリストフ・イヴェール氏は、同事業の顧客に向けたコメントを11日までに出した。「Lonza Capsugelは、この移行に大きな期待を寄せており、非常に活気に満ちあふれている。ローンスターの支援のもと、弊社は医薬品、栄養補助食品、およびコンシューマー・ヘルスケア分野において、グローバルリーダーとして尽力し続けていく。私たちの使命は変わらない。革新性、品質、そして信頼性を柱に、お客様をサポートするリーディング・プロバイダーとして、製品とサービスを提供していく」としている。
また、今後の事業展開についても説明。供給の継続性については「生産、リードタイム、納期スケジュールは本発表の影響を受けない。当社の事業活動は中断なく継続する」、価格については「既存の契約は全て有効であり、本発表の影響を受けない」、顧客体験については「当社の製造基準・製品基準、イノベーションにおけるリーダーシップ、カスタマーサービス、品質とコンプライアンスへの取り組みは、引き続き最優先事項」、担当窓口については「日常的な窓口担当者の変更はない。お客様が信頼するチームが引き続きサポートする」とそれぞれ説明している。
【石川太郎】
(冒頭の写真:CHI事業売却とCDMOへの完全転換を伝えるロンザ社のニュースリリース)

