農林水産物・食品輸出が過去最高に 2025年実績1兆7,005億円、主要国・地域すべて増加
農林水産省はこのほど、「2025年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめ、公表した。
2025年1~12月の輸出額は1兆7,005億円となり、前年比12.8%増、金額ベースで1,934億円の増加となった。主要輸出先国・地域のすべてで前年比プラスを記録し、13年連続で過去最高を更新した。
輸出額の全体像(1~12月)
輸出額の内訳は、農産物が1兆1,008億円(前年比12.1%増)、林産物が735億円(同10.1%増)、水産物が4,231億円(同17.2%増)、少額貨物が1,031億円(同5.3%増)となった。農産物、林産物、水産物のいずれも前年を上回った。
月別では、2025年12月単月の輸出額は1,609億3,000万円で、前年同月比4.3%増であった。1~12月累計では、月を通じて前年同月比プラスが続いた。
品目別の動向(1~12月)
品目別にみると、増加額が大きい品目として、緑茶が357億円増、ホタテ貝が211億円増、ぶりが113億円増、牛肉が83億円増、ウイスキーが53億円増、ソース混合調味料が52億円増、菓子(米菓を除く)が30億円増、清涼飲料水が30億円増、製材が28億円増、錦鯉が27億円増となった。
一方、輸出額の減少が大きかった品目としては、ホタテ貝加工品が59億円減、りんごが58億円減、なまこ(調製)が26億円減、植木等が18億円減となった。
国・地域別の動向(1~12月)
輸出先別では、1位が米国で2,762億円(前年比13.7%増)、2位が香港で2,228億円(同0.8%増)、3位が台湾で1,812億円(同6.4%増)、4位が中国で1,799億円(同7.0%増)となった。韓国は1,094億円(同20.0%増)で、上位国・地域の中でも高い伸びを示した。
輸出額の増加額が大きい国・地域は、米国が333億円増、韓国が182億円増、中国が118億円増であった。減少額が大きい国・地域としては、オマーンが12億円減、グアム(米)が7億円減、ナミビアが6億円減となった。
資料によると、主要輸出先国・地域のすべてで対前年比プラスを記録し、13年連続で過去最高を更新した。品目別では、牛肉、米、緑茶、ぶりなどが増加し、国・地域別では、米国、台湾、韓国などで過去最高を記録したとされる。
なお、今回の数値は財務省「貿易統計」を基に農林水産省が作成したものであり、今後、財務省が公表する確々報値、確定値により変更される可能性があるとしている。
【編集部】
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