医師34万人の信頼を形にする 「AskDoctors評価サービス」の真価とは
健康志向の高まりにより「医師推奨」が注目される中、真の信頼性とは何か。日本最大級の医師ネットワークを活用する「AskDoctors評価サービス」を運営するエムスリー㈱(谷村格社長)。ヘルスケアマーケティンググループ、ゼネラルマネジャーの津田宗利氏(=写真)に、100人以上の医師が厳格に審査し、75%以上の推奨を得て初めて付与される認定マークの仕組みや、売上向上・商品開発支援といった導入企業のメリット、そして同社が描く2026年以降のビジョンについて話を聞いた。
(聞き手・文:藤田勇一)
サービスの仕組みと「医師推奨」の圧倒的基盤
――貴社が展開する「AskDoctors評価サービス」の核となる仕組みと、その強みについてお聞かせください。
津田: 私たちの最大の強みは、日本の医師の約90%にあたる34万人が登録する「m3.com」という圧倒的なプラットフォームです。単に登録者が多いだけでなく、日々アクティブに情報を活用している医師のネットワークが基盤となっています。
評価プロセスは非常に厳格です。商品の特性に合わせて、内科や整形外科など適切な診療科の医師を最低100人選定します。医師には成分やエビデンスの資料を提示し、可能な限り実サンプルも試用していただきます。その結果、75%以上の医師が「他の人に勧めたい」と回答した場合にのみ、AskDoctors認定マーク(下の写真)が付与されるという仕組みです。

―― 医師100人という規模感と、75%という高いハードルが信頼性を担保しているのですね。
津田: その通りです。評価人数はクライアントの希望により最大1,000人まで拡張可能で、認定を取得した際には、医師の属性(診療科、年代、性別)や「どのような患者に勧めたいか」といった具体的なフィードバックも納品されます。
導入企業のメリット、売上増と「価格正当性」の裏付け
――実際にこのサービスを導入した企業には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
津田:目に見える成果として、認定企業の87%が「売上が伸びた」と回答しており、売上の中央値は20%増というデータが出ています。また、興味深いのは「価格正当性の担保」です。
医師の推奨があることで、消費者が感じる適正価格が最大51%向上したという結果も得られています。高付加価値な商品に対し、消費者が納得感を持つための強力な裏付けとなります。
――営業面や販路拡大への影響はいかがですか?
津田:非常に強力な武器になります。特に健康意識の高い顧客が集まるドラッグストアのバイヤーに対して、「医師100人中XX%が推奨」という具体的な数値は、競合品との明確な差別化要因となります。
差別化戦略とリスク管理
――昨今、同様の「専門家推奨」サービスも散見されますが、貴社の優位性はどこにありますか。
津田:一番の強みは「透明性と厳格さ」です。私たちは関係各所との情報交換を行いながら策定した厳しいガイドラインに則って調査を実施しています。例えばホームページを見るだけの簡易的な評価ではなく、医師が深く商品を理解した上で評価を行うため、結果の信頼性が根本的に高くなります。
また、景品表示法などの規制を考慮し、クライアントのリスクを最小限に抑えるアドバイスも徹底しています。この安心感から、他社当社サービスを選択していただく企業様も少なくありません。
2026年の取り組みと10年後のビジョン
――今後の事業展開について教えてください。特に2026年に向けて注力されることは何でしょうか。
津田:今後は、「商品開発支援」に、より一層注力します。完成した商品のマーケティング支援から一歩進み、開発の初期段階から医師の知見を反映することで、メーカー様の発想だけでは生まれない革新的な商品を生み出したいと考えています。
また、エムスリーグループが保有する医療関連のビッグデータを活用し、食品メーカー等に対して新たなターゲットや販路を提案する取り組みも進めていきます。
――10年後、「AskDoctors総研」は社会においてどのような存在でありたいとお考えですか。
津田:私たちの最終的なビジョンは、社会全体の健康増進への貢献です。情報が氾濫する中で、消費者が「本当に価値のある商品」を迷わず選べるような支援を行いたい。信頼性の高い情報を発信し続けることで、医療・健康市場においてなくてはならない存在を目指しています。
――ありがとうございました。
COMPANY INFORMATION
所在地:東京都港区赤坂1-11-14 赤坂インターシティ
TEL:03-6229-8900
URL:https://askdoctorslab.jp/index.html
事業内容:インターネットを利用した医療関連サービスの提供











