ツバメの巣エキス、「骨」を巡る新知見 オリザ油化が確認、形成・成長サポートする可能性
健康食品の原材料(機能性素材)として用いられるツバメの巣エキスが骨の健康の維持・増進に資する可能性のあることが、細胞試験とゼブラフィッシュモデル系評価で確認されたという。シアル酸を規格化した食品・化粧品用途のツバメの巣エキスを供給するオリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が5日、発表した。特許出願も行ったという。
発表によると、同社が供給する「ツバメの巣エキス-P」を細胞に添加する試験で骨形成関連因子の活性化が確認された。具体的には、IGF-1をはじめ、BMP2、RUNX2、Col1a1、ALP、OCNといった骨の形成・伸長・維持に関連する因子の活性化が確認されたという。
また、骨に関する機能性評価に用いられる脊椎動物モデルのゼブラフィッシュを使った試験では、実際にその身長をコントロールと比較して有意に伸ばす結果が確認されたという。これらの研究結果を踏まえ、骨の健康・成長サポートに関するツバメの巣エキスの新規用途技術として特許出願を行った。
同社は美容分野を中心にツバメの巣エキスを展開。同分野では「タイトジャンクション形成促進剤」に関する特許を取得しているという。機能性素材としての付加価値向上に取り組むなかで、今回新たに骨の健康維持・増進をサポートする機能を持つ可能性が示唆された。今後、「アジア地域で特に需要の高い子どもの成長サポート分野」(同社)への提案も強化していく構えだ。
【石川太郎】
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