小林製薬、ゲニポシド酸を届出 【機能性表示食品届出DB更新】杜仲葉由来成分、25年度の同社届出は計3件に
機能性表示食品の届出データベース情報が2日連続で更新された。消費者庁は1日に続いて2日にも更新を実施。計14件の新規届出に対して届出番号を付与し、情報を公開した。小林製薬㈱(大阪市中央区)などからの届出が含まれる。また、2025年度の届出番号「K」シリーズとしては初公開となる機能性関与成分も目立った。
小林製薬が新たに届け出たのは、杜仲葉由来ゲニポシド酸を機能性関与成分とするティーバッグ茶(杜仲茶)。高めの血圧を下げる機能と、加齢とともに低下する血管のしなやかさの維持に役立つ機能が同成分にそれぞれ報告されている旨を表示する。既存のシステマティックレビュー(SR)を更新した。
同社が今年4月1日以降に届け出た新規届出が公開されるのは、これが3件目。これまでに、サラシア由来ネオコタラノール、ガレート型カテキンを機能性関与成分とする粉末茶を届け出ている。今のところ、錠剤やカプセル剤などサプリメント形状のものは届け出ていない、または公開されていない。
このほか、SRのPRISMA2020準拠が実質的に義務化された今年4月1日以降の新規届出としては初公開の機能性関与成分が複数あった。黒大豆ポリフェノール(届出者:フジッコ㈱)、ライチおよびチャ由来フラバノール単量体ならびに二量体(同:㈱アミノアップ)、マスリン酸(同:㈱ニップン)がそれに該当する。
マスリン酸は、オリーブ果実抽出物に含まれるトリペルテン類の一種。ニップンが届け出た機能性表示は、「日常的な運動と併用することで、年齢とともに低下する筋肉量及び筋力(握る力)を維持する機能があることが報告されています」。天然物で筋肉・筋力ケア機能を訴求することになる。
この日の更新で、「K」シリーズは計299件となった。現在公開されている新規届出は、9月17日までに消費者庁へ届け出されたもの。届出から届出番号の付与・公開までに50営業日余りを要している。
【石川太郎】

2025年12月のデータベース更新
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