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新規の機能性関与成分がまた 【機能性表示食品届出DB更新】丸善製薬が乳酸菌、喜界島薬草農園がプテリキシン

 機能性表示食品の届出データベース情報の更新が11月28日にあった。2025年11月最後の更新では、計13件の新規届出情報が公開された。新規の機能性関与成分が複数含まれる。また、2025年度の届出番号「K」シリーズとして初の生鮮食品の新規届出が公開された。

 新規の機能性関与成分を届け出たのは、原材料メーカーの丸善製薬㈱(広島県尾道市)。「スマート乳酸菌」の登録商標で以前から販売している「22A-3乳酸菌(L. plantarum 22A-3)」を機能性関与成分として届け出たもので、届出公開は今回が初となる。

 機能性表示の内容は、「BMIが高めの健康な中高齢者の健常域でやや高めの血中ALT値(肝臓の健康状態を示す指標)を低下させる機能があることが報告されています」。血中ALT値を下げる機能が訴求される機能性関与成分の届出はこれまでもあったが、その対象を「BMIが高め」の健康な中高齢者に絞ったものは初とみられる。

 また、ボタンボウフウ由来プテリキシンも、初登場の新規機能性関与成分。「長命草」の別名のあるボタンボウフウに由来する機能性関与成分の届出は、同由来クロロゲン酸に続いて2成分目。同クロロゲン酸でも届出実績のある㈱喜界島薬草農園(鹿児島県大島郡)が届け出た。

 プテリキシンは、クマリン化合物の一種とされる。同社が届け出た機能性表示は、「ボタンボウフウ由来プテリキシンは食事の際に飲むことで、肥満気味の健康な方の内臓脂肪量を減少させ、ウエスト周囲径を減少させる機能が報告されています」。摂取のタイミングを提示したことでも注目されそうだ。

 一方、25年度初公開となる生鮮食品を届け出たのは、日本ガスアグリ㈱(鹿児島県鹿児島)。届け出たのは桜島大根スプラウトで、機能性関与成分はGABA。PRISMA2020に準拠したシステマティックレビューでの届出を行った。

 この他、既存機能性関与成分のインドマンゴスチン由来ガルシノールについて、25年度「K」シリーズとして初の届出が公開された。届出者は、さくらフォレスト㈱(福岡市中央区)。

 11月は、届出データベース情報の更新が延べ8回行われ、累計104件の新規届出の情報が公開された。そのうち4件は、新規の機能性関与成分を届け出たものだった。

【石川太郎】

2025年11月のデータベース更新
【6日】11月最初の更新、34件一挙公開 今年度初登場の機能性関与成分も多く
【11日】イヌリン、「前向きな気分を維持」 新規機能性表示、疲労感&ストレス緩和
【14日】生鮮食品の新規届出、公開が未だなく PRISMA2020対応に苦慮?
【17日】アンセリン、ボタンボウフウ、大豆PS PRISMA2020準拠で25年度初
【21日】新規成分が2つ同時に公開 ホトリエノールとヘスペレチン-7-グルコシド
【26日】便通改善、リンゴ由来成分で 2日連続の更新、既存成分の新規機能性表示

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