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100件到達、要した期間3カ月余り 【機能性表示食品届出DB更新】昨年度末の届出急増などの影響受ける

 機能性表示食品の届出データベースの更新が10日にあり、新たに8件の新規届出が公開された。前回、今月7日付の更新では15件が公開されていたが、ふたたび1ケタ台に転じた。なお、前回の更新で22件が積み上がっていた撤回届出に変動はなかった。 

今回の更新で、2025年度の届出番号「K」シリーズの新規届出の情報公開件数は累計で100件台に達した。今年4月1日以降に消費者庁へ提出された同シリーズの新規届出は、届出番号の付与および届出情報の公開が例年より1カ月以上遅い7月上旬から始まっており、100件到達までに3カ月余りを要したことになる。これに対し、昨年度、24年度の「J」シリーズは、1カ月以内に100件が積み上がっていた。

 消費者庁食品表示課保健表示室によると、今年4月と5月は届出件数が例年と比べて少なかったという。これは、届出様式の変更を伴う制度改正が行われる直前の3月に、同庁への届出資料提出件数が例年比で3倍以上に急増したことの反動とみられる。

 6月以降は、4月と5月と比べて提出件数が増えたとされる。実際、現時点で情公開されている25年度の新規届出103件のうち、約7割にあたる73件が6月1日から7月28日までに提出されたものだ。ただ、保健表示室によると、25年度の新規届出は、形式上の不備で差し戻しとなるケースが従来よりも増えているという。これも様式の変更が主たる要因と考えられる。

 24年度の新規届出公開件数は過去最高の累計1,584件だった。それに対し、現時点で100件程度にとどまる25年度は、最終的な件数がこれを下回る見通し。届出者側も、届出遵守事項の年に1回の報告規定などが導入された新制度への対応を優先するため、新規届出よりも既存届出の維持に注力する動きが予想される。25年度の届出件数は、記録的な低水準となる可能性もありそうだ。

【石川太郎】

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