厚生労働省は16日、インド産ケツルアズキ（粉を含む）について、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令の実施を決定し、各検疫所長宛てに通知した。輸入届出ごとの全ロットに対して検査を義務付ける。

　検査命令の対象となった「アフラトキシン」は、発がん性を有するカビ毒（アスペルギルス属の真菌により産生される）の一種。

＜違反の内容＞
品　名：豆類の粉（URAD DAL FLOUR）
輸入者：㈱SARTAJ
輸出者：SARTAJ PRIVATE LTD.
届出数量および重量：9 CT、180.00 kg
検査結果：アフラトキシン30μg/kg検出（基準：付着してはならない）
届出先：神戸検疫所
日本への到着年月日：2025年７月25日
違反確定日：2025年９月５日
貨物の措置状況：全量保管中
参考：インド産ケツルアズキ（粉を含む。）の輸入実績（2024年４月１日から25年９月６日まで：速報値）

※上の図は、インド産ケツルアズキ（粉を含む）の輸入実績（2024年４月１日から25年９月６日まで：速報値）