12日にあった機能性表示食品の届出データベース更新。新たに情報公開された新規届出は1件のみだった。

　「HMPA」の略称でお馴染みの3-（4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル） プロピオン酸を機能性関与成分とするサプリメントの届出が公開。これで同成分の届出件数は累計115件となった。システマティックレビューのPRISMA2020準拠が実質的に義務化された2025年度も届出が積み上がっている。今回の届出の届出者は、同成分を規格化した米ぬか発酵物を製造販売する原材料メーカー、丸善製薬㈱（広島県尾道市）。

　今回のデータベース更新では、撤回届出も追加された。その数、32件に上る。先月26日から今月5日までの9営業日に申請された撤回届出がデータベースに反映された。撤回の理由としては、「販売終了」、「販売予定がない」に大別できる。

　今年4月1日以降に申請された撤回届出はこれで累計283件。一方で、同日以降の新規届出のうち届出番号が付与、公開されたものは52件と大幅な純減となっている。

【石川太郎】

2025年9月のDB更新
：【2日】没食子酸と還元型Q10、25年度初　それぞれSRで
：【4日】クマイザサ由来成分、25年度初　SRで届出
：【8日】Kシリーズ、ようやく50件超える　第1号公開から2カ月余り