消費者庁は27日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新規届出6件の届出情報を公開した（K33～38）。撤回の届出は無し。

　総合通販会社㈱ニッセン（京都市南区、羽渕淳社長）の「シボリーナ」シリーズ『シボリーナM』（エム/K33）、『――N（エヌ/K34）、『――O』（オー/K35）の届出が公開された。機能性関与成分は「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」。「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMI が高めの方の腹部の脂肪（内臓脂肪と皮下脂肪）を減らす機能、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。また、脚の曲げ伸ばし等の筋肉に軽い負荷がかかる運動との併用で、年齢とともに低下する脚の筋力に作用し、中高年の方の歩行能力の維持に役立つ機能が報告されています」などと表示。
　届出日はいずれも6月16日。同成分の届出が公開されるのは、システマティックレビューのPRISMA2020準拠が新規届出について必須となる25年度以降では今回が初めて。

　その他、健康食品・化粧品・辛子明太子（水産加工品）などを販売する㈱元気生活（福岡市博多区、山本弘二社長）の『ルテイン×頭脳』（K36）の届出が公開された。同品の機能性関与成分は「ルテイン」、「ゼアキサンチン」。製造者は㈱三協、日の出工場（静岡県富士市）。

　また、全薬グループの全薬販売㈱（東京都豊島区、橋本弘一社長）の『TSUYAHANA』（ツヤハナ/K37）と『華麗泉』（K38）の届出が公開された。両品の機能性関与成分は「エリオジクチオール-6-C-グルコシド」。「エリオジクチオール-6-C-グルコシドは、目・口・肌のうるおいを保つ機能が報告されています」などと表示する。製造者は㈱三協、日の出工場、大渕工場、島根川本工場。

【藤田　勇一】

2025年8月のDB更新
：【4日】ラフマ由来成分が25年度初の届出　マルトビオン酸、プラズマ乳酸菌も
：【5日】新規7件追加、ようやく20件超える　25年度初、エノテインBなど
：【13日】初の届出、プエラリアフラワー　じつは「葛の花」と同義、東洋新薬が届け出る
：【15日】葛の花由来イソフラボン、25年度初　PRISMA2020対応SRを科学的根拠に
：【18日】Ｌ‐オルニチン、翌朝の疲労感をケア　最終製品ヒト試験で新規ヘルスクレーム
：【20日】更新頻度高まるも新規公開件数少なく　2回連続2件のみ、25年度未だ30件余り