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文京区の仕出し弁当で食中毒43人 26人が入院、病因菌は黄色ブドウ球菌

 東京都は17日、文京区内の弁当調製施設「櫻壽庵株式会社桜フーズ」(文京区音羽)が提供した仕出し弁当を原因とする食中毒が発生したと発表した。発症者は計43人に上り、病因物質として黄色ブドウ球菌が検出された。施設はすでに営業を自粛しており、都は7月17日から3日間の営業停止処分を科した。

 同件は、7月8日午後6時40分、足立区内の医療機関から「デイサービス利用者におう吐や下痢の症状を呈する患者が多数受診している」との通報を受けて、足立区足立保健所に連絡があったことから発覚した。その後の調査で、弁当は文京区内の弁当調製施設が調製・提供したものであることが判明し、文京保健所が直ちに食中毒調査を開始した。

 患者は、7月8日の午後3時~午後11時にかけて、おう吐、吐き気、下痢等の症状を呈しており、全員が当該施設の弁当を喫食していた。ふん便および拭き取り検体から黄色ブドウ球菌が検出されており、同菌による食中毒と断定された。特に患者13人と調理従事者1人のふん便、並びに1件の拭き取り検体から同菌が検出され、喫食を起点とする一峰性の潜伏時間と症状も一致していた。

 発症者の内訳は、男性4人(71~86歳)、女性39人(67~96歳)で、26人が入院したが、いずれも回復している。発症場所はデイサービス施設や患者自宅などとされている。原因食品は7月8日に提供された仕出し弁当で、主なメニューには白身魚酒蒸し、炒め物、マリネ等が含まれていた。

 検査は東京都健康安全研究センターが実施し、患者、従事者、拭き取り検体から黄色ブドウ球菌が計15検体で検出された。ノロウイルスはすべて陰性または検査中である。

東京都の発表はこちら

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