㈱ウェルネスニュースグループ（東京都港区）はきょう10日、会員向けヘルスケア業界専門誌『Wellness Monthly Report』第84号（2025年6月号）のオンライン版を発刊した。今回の特集でスポットを当てたのは、サプリメント等に使用する原材料。「新規の機能性関与成分を探して」と題してお届けする。

　機能性表示食品と機能性関与成分は不可分の関係にある。機能性表示食品が機能性を表示できるのは、そこに機能性関与成分が含まれているからだ。その意味では、機能性関与成分、またはそれを含む抽出物などの原材料は、機能性表示食品の「出発点」と言える。そのことは、機能性表示食品に限らず、全てのサプリメント・健康食品に対しても言えることだろう。

　そうした中で、新規の機能性関与成分、あるいは新規の原材料は、新たな「選択肢」になり得る。群雄割拠の機能性表示食品およびサプリ・健康食品市場で勝ち残っていくための新製品開発における新たな選択肢だ。成分そのものは既存だが、新規のヘルスクレームも然り。今回の特集では、そのように「新しい」機能性関与成分や原材料にスポットを当てつつ、その安全性に関する自主点検についても触れている。

　原材料の安全性自主点検については、（一社）健康食品産業協議会（JAOHFA、川久保英一会長）による「原材料に関する安全性のチェックリスト」を取材。同リストは、改正機能表示食品制度にも間接的に関わる通称「3.11通知」を構成する「錠剤、カプセル剤等食品の原材料の安全性に関する自主点検フローチャート」を土台にしたものだ。リストを作成したJAOHFA健康食品原材料・製品の製造・品質分科会「健康被害対策チーム」のリーダーらに、作成した目的や狙いなどを尋ねた。

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