1. HOME
  2. 健康食品
  3. 三生医薬、マレーシア営業所を開設 健康食品事業の海外進出に着手、アジア・インド・中東市場を開拓へ

三生医薬、マレーシア営業所を開設 健康食品事業の海外進出に着手、アジア・インド・中東市場を開拓へ

 受託開発製造大手の三生医薬㈱(静岡県富士市、今村朗社長)が健康食品事業の海外展開を本格的に始める。5月30日、マレーシアのペナン州に営業所を開設したと発表した。韓国・台湾・中国を除くアジア諸国からインドや中東までの広域圏を対象に、市場調査をはじめ営業活動やパートナー開拓など進めるための戦略拠点とする。

 発表によれば、マレーシア営業所(Sunsho Malaysia Sales Office)は5月6日に開設。法的には現地法人(Sunsho Asia Sdn.Bhd.の)の位置づけだ。営業所には専門人材を配置。「日本側とも密に連携しながら、市場調査、営業活動、規制対応、パートナー開拓といった実務を遂行」する役割を担う。製造拠点やサプライチェーンの将来的な現地化も視野に、機能強化を段階的に図ることにしている。

 同社は、マレーシア営業所の活動対象エリアを「AIM(Asia, India, and Middle East)リージョン」と定義。今後のサプリメント需要の高まりが予想されているAIM地域の開拓を進めるために、同営業所を基点に、地域密着型の市場・顧客調査、現地パートナーとの連携強化、地域特化型の品質保証体制の強化に取り組んでいく考えだ。

 今村社長は発表に合わせてコメントを出し、マレーシア営業所の開設について、「単なる海外進出ではなく、日本で培ってきた製剤技術・開発対応力・品質保証を、現地の文化や制度にあわせて柔軟に展開し、“信頼されるグローバルヘルスケア・パートナー”としての地位を築く挑戦でもある」とした。

【石川太郎】

関連記事:新団体発足のサプリ受託製造業界 信頼回復に向けた大手の取り組みと戦略を三生医薬・今村社長に聞く
    :三生医薬、子会社カマタを吸収合併 新生産拠点に「千葉工場」、シームレスカプセル生産体制強化
    :静岡から世界を目指す 三生医薬・今村社長「新たな研究開発拠点が成長ドライバーに」

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ