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高額接待問題、マスコミ各社が報道 JCA、来週にも民事提訴、近く記者会見も

 東京大学の社会連携講座「臨床カンナビノイド学講座」を巡る東大教授らの高額接待問題を受けて、(一社)日本化粧品協会(JCA)代表理事・引地功一氏のインタビューが8日、マスコミ各社で報じられた。JCAが来週にも東大側を提訴するという。代表理事の引地氏は、東大・社会連携講座に対するカンナビノイド研究の依頼者で、今年3月13日発売号の『週刊文春』に高額接待情報をリークした人物とされている。

 実際、「月に2度」という接待回数や高級料亭での飲食、現金1,500万円の要求など、文春の記事とマスコミ報道の中身には共通点が多い。日付こそ違っているものの、共に実際に引地氏が受け取ったと思われる領収証の写真も紹介している。
 接待は日が経つにつれエスカレートし、風俗店での快楽接待にまで発展。あげくの果てに、教授から「殺すぞ」などの恐喝まがいの言葉も浴びせられたという。

 既報のとおり、4月21日付のウェルネスデイリーニュースではJCAが東京大学を提訴する意向である旨を伝えており、JCA事務局は民事提訴に先立ち4月か5月に記者会見を開くと話していた。

 8日、編集部が改めて同協会に今後のスケジュールについて確認したところ、「民事提訴と記者会見については日程調整中」とし、「決定次第、報道機関へ一斉にリリースする」と答えている。

 「臨床カンナビノイド学講座」は2023年4月1日に開設、同9月3日に講座開設記念シンポジウムを開催している。24年2月17日には第2回シンポジウムをオンラインで開催しているが、開設記念シンポでは、東京大学大学院医学系研究科皮膚科学教授の佐藤伸一氏と、同准教授で講座長の吉崎歩氏が共に登壇している。

 過去、本誌の取材に対してもそうだが、報道各社の取材に対しても東大側はノーコメントを貫いている状態のようだ。ある大学関係者は「一方的に責められながら弁明もコメントも無しと言うのは、日本の頭脳のトップである東大医学部として危機管理意識がなっていない」と辛辣に批判している。

※上の図は「第2回シンポジウム」のスライドから転載

【田代 宏】

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(冒頭の画像:週刊文春の記事(3月13日号)より)

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