農水省「ハラール食品」展示会開催 5月12日から全国の関連商品・取組紹介
農林水産省は、国内外で関心が高まりつつある「ハラール食品」をテーマにした展示会を、5月12日~23日まで、農水省北別館1階「消費者の部屋」(東京都千代田区)で開催する。期間中は、ムスリム対応食品の展示・試食企画に加え、関連商品の販売や書籍の紹介も行い、来場者にハラール文化への理解を深めてもらうことを目的としている。
ハラールとは、イスラム法において「許されたもの」を意味し、例えば豚肉やアルコールは摂取が禁じられている。本展示会では、こうしたイスラム文化に対応した食品の紹介に加え、国内で製造されているハラール対応商品の事例、地方農政局の普及活動も紹介される。
展示期間中は、農林水産省地下1階でも「ハラールフェア」を同時開催する。食堂「あふ食堂」では、ムスリムフレンドリー(ハラール認証の有無にかかわらず、可能な限り配慮した対応)メニューとしてラーメンやカレーを提供。農林生協総合売店では、全国各地から取り寄せたハラール食品を販売するほか、三省堂書店ではハラールに関する書籍を特設コーナーにて取り扱う。
展示の開催時間は平日午前10時~午後5時まで(初日は正午開始、最終日は午後1時終了)。土・日・祝日は休止。会場は東京メトロ霞ヶ関駅B3a出口からすぐの北別館1階「消費者の部屋」となっている。
農水省では、日本の農林水産物・食品の輸出拡大やインバウンド需要の増加に対応する一環として、ハラール市場への対応を重要なテーマと位置付けている。今後も多様な食文化に対応した製品開発や情報発信を通じて、輸出促進と食の多様性に対応した政策展開を進めるとしている。
詳細はこちら(農水省HPより)