⽇光ケミカルズ㈱（東京都中央区、中原秀之社長）はこのほど、P2 Science inc.(米コネチカット州ウッドブリッジ、Oihana Elizalde　CEO）との間で、製品の⽇本国内における独占販売契約を締結したと発表した。また、今月からP2 Science 社が開発・製造している100%⽊材由来のテルペンからつくられる化粧品⽤油性原料「Citropol®（シトロポール）」シリーズの本格販売を開始する。

　同シリーズは、⽊材由来の「テルペン」から作られる「新規ポリテルペンポリマー」及びその関連製品。サステナブルなだけでなく、ヘアケアやメイクアップ製品などに有⽤な機能のある化粧品⽤油性原料。グリーンケミストリー12 原則（化学物質の設計・製造・利⽤において環境への負荷を最⼩限に抑え、持続可能性を促進するためのガイドライン）を製品設計に取り⼊れている。再⽣可能な資源を⽤いたクリーンで廃棄物の少ない特許技術の製造プロセスで⽣産されると同時に、化粧品原料として⾼いパフォーマンスと優れた⽣体適合性や⽣分解性を実現しているという。　

　また、同シリーズの購⼊により得られた収益⾦の⼀部が、世界中で植樹活動を⾏う⾮営利団体「One Tree Planted」に寄付され植樹が⾏われる。

　P2 Science社は、イェール⼤学の世界的に著名な２⼈の科学者により設⽴され、グリーンケミストリーに基づいた⾰新的技術を保有している。⾹料や⽢味料、化粧品原料などを商品化しており、特に同シリーズはパーソナルケア業界の 3 つの世界的アワーを受賞している。

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（冒頭の写真：同社リリースより）