トレハロース、ハナビラタケ由来で 【機能性表示食品届出DB更新】インタートレードヘルスケアが届出
機能性表示食品の届出データベースの更新が28日にあった。新規の機能性関与成分を含む計21件(サプリメント14件、サプリ以外の加工食品7件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出の情報が新たに公表された。撤回届出については、前回26日の更新時点から8件増えた。あす4月1日から、届出データベースが新システムに変わる。その準備のため、届出データベースはきょう31日も終日停止される。
新規の機能性関与成分は、「はなびらたけ由来トレハロース」。1件のみだが、トレハロースの届出は以前からあった。その中で食用キノコのハナビラタケ由来の届出公表は今回が初。
届け出られた機能性表示は、「はなびらたけ由来トレハロースは、中高年期の健常な女性の日常生活における一時的な疲労感(疲れやすさ)を軽減します」。最終製品を使った臨床試験を科学的根拠とする。以前のトレハロースの届出では、食後に上昇した血糖値を元に戻しやすくする機能のある旨が届け出られていた。
はなびらたけ由来トレハロースを届け出たのは、証券会社向けに株取引システムなどを提供する㈱インタートレードの子会社で、ハナビラタケの生産・加工などを手がける㈱インタートレードヘルスケア(東京都中央区)。今回が初の届出となる。
ニッピコラーゲン化粧品が初、サントリーウエルネスがアイケアサプリ
28日の更新では他に、㈱ニッピコラーゲン化粧品(東京都足立区)の届出が公開。同社の主力商品『ニッピコラーゲン100』を製品名に掲げた粉末食品を届け出たもので、魚由来コラーゲンペプチドを機能性関与成分とする。
同社からの届出は今回が初。届け出た機能性表示は、弾力の維持や紫外線刺激からの保護など肌に対する機能に特化した。同社の親会社で、コラーゲンペプチドの製造販売を行う㈱ニッピが実施したシステマティックレビューを届け出た。
この他、サントリーウエルネス㈱(東京都港区)からの新規届出が公表された。同社は今回、アスタキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチンを機能性関与成分として配合した「アイケア」のサプリを新たに届け出た。同社からの新規届出は、約1年ぶりとなる。
3月の届出データベース更新は計10回を数え、延べ128件の新規届出の情報が公表された。月間の公表件数が100件を超えるのは5カ月ぶり。
【石川太郎】

25年3月のDB更新:【5日】MSM、膝関節ケアの関与成分に
:【6日】ツボクサエキス、機能性表示に対応
:【11日】届出撤回の理由、関与成分の含有量
:【12日】新日本製薬、Wの健康青汁で新届出
:【18日】マカエキス、機能性関与成分になる
:【19日】沖縄モズク由来フコイダン、初の届出
:【21日】24年度、ようやく1,000件
:【25日】3月、8度目の更新 新規11件、撤回29件
:【26日】届出DB、来月1日から新システムへ マニュアル公表