クロロゲン酸類にマテ葉由来が初 【機能性表示食品届出DB更新】常磐植物化学研究所、2020準拠で届出
機能性表示食品の届出情報データベースの更新が14日にあり、新規届出23件(サプリメント13件、サプリ以外の加工食品10件、生鮮食品ゼロ件)が公開された。更新1回当たりの新規届出公開件数が20件を超えるのは、今年に入って初めて。主に、去年12月4日と5日に行われた届出が公開。撤回届出については、前回12日の更新時点から8件増えた。
公開された新規届出には、新規の機能性関与成分が含まれる。「マテ葉由来クロロゲン酸類」を名称とするもので、機能性表示の内容は、「BMIが高めな健常成人の内臓脂肪を減らす機能が報告されています」。PRISMA2020(以下、2020)準拠の研究レビュー(SR)とともに、原材料メーカーの㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市)が届け出た。
ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸(類)は、機能性関与成分としてこれまでに、主にコーヒー豆やボタンボウフウに由来するものが60件以上、届け出られてきた。マテ葉由来の届出公開は今回が初めて。常磐植物化学研究所は、「マテソール」の製品名で、マテ抽出物を製造販売している。
2020準拠のSRも複数公開された。非変性Ⅱ型コラーゲンの膝関節ケア機能についてロンザ㈱(神奈川県相模原市)、プラズマ乳酸菌とL-オルニチン一塩酸塩について㈱キリンホールディングス(東京都中野区)がそれぞれ2020準拠のSRを届け出た。この他、HMPAの内臓脂肪減少機能についても同準拠のSRが公開された。
【石川太郎】
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