届出商品名「フェムケアサポート」 【機能性表示食品届出DB更新】ラフマ由来成分配合のサプリ
機能性表示食品の届出情報データベースが5日に更新され、4件(サプリメント3件、サプリ以外の加工食品1件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出が公開された。最近の更新で相次いでいた新規の機能性関与成分等は見られなかったが、健康な女性を対象とするサプリの商品名として『フェムケアサポート』を届け出たものや、PRISMA2020に準拠した研究レビューの届出が公開された。
『フェムケアサポート』は、ラフマ由来ヒペロシド及び同由来イソクエルシトリンなどを機能性関与成分として配合しつつ、月経周期が正常な健常成人女性を主な利用対象にしたサプリ。「月経前の一時的な晴れない気分の軽減と睡眠の質(起床時の睡眠に対する満足感)の向上に役立つ」旨などを表示する。
届け出たのは、オリヒロプランデュ㈱(群馬県高崎市)。昨年の制度改正で見直された容器・包装表示ルール(2026年8月31日まで経過措置)に合わせた表示見本を届け出た。「報告されています」の文言を含め、届け出た機能性表示のほぼ全てをパッケージ正面に盛り込むスタイル。
研究開発体制強化のBHN、茶カテキンでPRISMA2020準拠
一方、PRISMA2020準拠の研究レビューとして届出が公開されたのは茶カテキン(ガレート型カテキンとして)で、BMIや体脂肪などの減少に関する機能をレビューしたもの。原材料開発・販売及び最終製品OEMのビーエイチエヌ㈱(東京都千代田区)が届け出た。
同社は昨年10月、生産拠点の播磨生産開発センター(兵庫県たつの市)に置いていた研究開発拠点を神奈川県横浜市に移転。Orbitrap LC-MS(質量分析計)など最新理化学機器の新規導入や専門人材の登用などを通じて研究開発体制を強化、拡大した。独自の機能性食品素材の研究開発とともに、顧客企業らの機能性表示食品等の開発サポートなどを加速、充実化させる狙い。
なお、この日の更新でも撤回届出に動きがあり、前回3日の更新時点から2件(2社)増加した。2社のうち、植物由来の美容系成分を機能性関与成分として配合したゼリーの届出を取り下げた先は、撤回理由について、「販売予定のめどが立たない中」で、制度改正もあって、「このままの状態で(届出を)維持していても商品化が難しいと判断した」と心境を明かした。同じような悩みを抱える届出者は他にも少なからずあるとみられる。
【石川太郎】
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