厚労省、輸入食品監視指導案で意見募集 健康食品は3.11通知に基づく監視も
輸入食品の安全性を図ることを目的とし、厚生労働省は20日、「令和7年度輸入食品監視指導計画（案）」を公示した。来月18日までパブリックコメントの募集を実施する。
同案には、今年度の監視指導体制の概要、指導の基本的方向、具体的内容などが示されており、今年4 月1日～来年3月31 日まで適用される。
いわゆる健康食品として販売される食品に対しては、3.11通知に基づき、錠剤、カプセル剤等食品の原材料の製造、販売に関して、原材料の安全性の確保および製品設計を行い、安全性確保に向けた輸入者の自主的な取り組みを行うよう指導する。
食品に利用可能な成分であるか、食経験を十分に有するものであるか、国内外の健康被害事例がないかなどを確認し、必要に応じて医薬品担当部局とも連携し安全性の確保に努めるよう指導する。
また、国内外の健康被害事例を受けて厚労省が注意喚起している成分等を含む食品においては、適切な管理を実施するよう指導。さらに、指定成分等を含む食品については、製造・加工基準に適合していることを徹底して確認するよう指導する。
パブリックコメントはこちら（e-GOVより）
