機能性表示食品の届出情報データベースが16日、更新された。更新は今月9日以来1週間振りで、受付公開された新規届出は18件（サプリメント8件、サプリ以外の加工食品9件、生鮮食品1件）。表示する機能性の科学的根拠について、PRISMA2020（以下、2020）に準拠したシステマティックレビュー（SR）が複数含まれる。

　2020準拠のSRを届け出たのは、㈱明治（東京都中央区）とカゴメのグループ会社、カゴメアグリフレッシュ㈱（同）の2社。

　明治は、機能性関与成分として届け出たアラニン・アルギニン・フェニルアラニン混合物について、SRとメタアナリシスの両方を実施し、2020準拠版の様式で届出を行った。また、GABAを機能性関与成分とする生鮮食品のトマトを届け出たカゴメアグリフレッシュは、事前登録（UMIN登録）の上でSRを実施。届け出た2種類のヘルスクレームのいずれについても2020準拠版の様式で届け出ている。

　新規届出のSRの2020準拠は、今年4月から実質的に義務化される。機能性表示食品制度を所管する消費者庁は、すでに届出を済ませているSRに関しても、科学的根拠を再検証し、2020に準拠するよう届出者に求めている。

　なお、この日の更新では、撤回届出にも動きがあり、前回の更新時から3件増加した。撤回理由はいずれも「終売」。

【石川太郎】

25年1月のDB更新：【7日】巳年のDB更新、静かに始まる 新規3件、撤回ゼロ件
　　　　　　　　：【9日】「桑の葉」由来ではないイミノシュガーの届出公開