カルビー、短鎖脂肪酸の研究成果を報告 プレバイオティクス素材を混合したグラノーラの摂取の効果を確認
カルビー㈱(東京都千代田区、江原信社長)はこのほど、プレバイオティクス素材含有グラノーラの短鎖脂肪酸産生に関して、2件の研究報告を行った。
今回報告したのは下記の2件で、「腸内細菌叢モデルにおけるプレバイオティクス混合グラノーラが短鎖脂肪酸産生と腸内細菌に与える影響」(第22回日本機能性食品医用学会総会にて報告/共同研究先:帝人㈱)と、「腸内環境タイプに応じたプレバイオティクス素材含有グラノーラの摂食が腸内環境と気分状態に与える影響」(第29回日本食物繊維学会学術集会にて報告/共同研究先:㈱メタジェン)
腸内環境を模したモデルとヒトを対象とした両研究において、プレバイオティクス素材含有グラノーラにより、腸内環境改善に寄与する短鎖脂肪酸などが増加。同成果により、プレバイオティクス素材含有グラノーラは、腸内環境を改善し健康増進に寄与する可能性が示唆されたとしている。
同社は、マテリアリティ(重要課題)に「人々の健やかなくらしと多様なライフスタイルへの貢献」を設定し、「2030目指す姿」とその実現に向けた成長戦略の中で、「食と健康」領域を重点に掲げている。その一環として腸内細菌叢の研究に注力し、個人の腸内環境を検査し、グラノーラを定期購買するサービス「Body Granola」を展開している。今後も、腸内環境領域での研究を推進し、研究成果に基づいた商品・サービスの開発などを通じて、人々の健やかなくらしに貢献できるよう邁進するとしている。
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