三生医薬、自社メディアをスタート 機能性表示食品に特化して情報発信、顧客企業の声も
サプリメント等の受託開発・製造大手の三生医薬㈱(静岡県富士市、今村朗社長)が、機能性表示食品の開発や届出などに関するオウンドメディア(自社保有メディア)を立ち上げ、11日から公開を始めた。健康食品市場への新規参入などを検討している企業を読者対象として想定している。機能性表示食品の開発や販売などに携わる企業関係者に向けて、制度の最新動向をはじめ製品開発や販売などに関わる情報を発信していくという。
同社はこのオウンドメディアを通じて、届出の実務に役立ったり、市場トレンドだったり、原材料に関する情報だったりのコラム記事をはじめ、ダウンロードできる同社作成の「お役立ち資料」のほか、同社のサポートによって実際に届出を行った顧客企業の声を伝えるインタビュー記事などを発信していくという。記事などは順次公開しながら、内容を充実化させていく考え。
同社はこのオウンドメディアの今後の展開について、「新規参入する企業だけでなく、健康食品産業のバリューチェーンを支える様ざまな企業も気軽に参加できる情報プラットフォームの構築をめざす」と説明。また、「メーカーとしてのこだわりを伝えたい原料メーカーや、上市した商品に込めた思いを第三者視点で発信したい販売会社など、業界内の川上や川下で活躍されている企業の認知度拡大に貢献していきたい」として、このオウンドメディアに関心のある原材料メーカーや製品販売会社は気軽に同社へ問い合わせるよう、呼びかけている。
【石川太郎】
(冒頭の写真:三生医薬が立ち上げたオウンドメディアサイトの一部)
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