寂しい、、、新規届出の公開件数 【機能性表示食品届出DB更新】更新4回で計10件余り
機能性表示食品の届出情報データベース(DB)の更新が11日にあった。受付公開された新規届出は3件(サプリメント2件、サプリ以外の加工食品1件、生鮮食品ゼロ件)。撤回届出については、前回7日の更新時からの増加はなかった。
11月に入ってからのDB更新では、改正・機能性表示食品制度が一部施行された9月1日以降に消費者庁へ提出された届出の公開が始まっており、同11日までのDB更新回数は計4回を数える。しかし、公開された新規届出の合計件数はわずか12件にとどまっている。事業者が届出に慎重になっている様子もうかがわれる。
また、表示する機能性の科学的根拠をシステマティックレビュー(SR)とする新規届出のうち、PRISMA声明2020に準拠する形式で行われた届出の多くが、SRの記述に対する不備の指摘とともに差し戻されていると言われることも、公開される新規届出が少ない要因の1つになっていそうだ。
2020に準拠して受付公開され、それを同じ内容を届け出ている一方で、差し戻される現象が7~8月以降、相次いで起きているとみられる。2020準拠は、来年4月1日以降、新規届出に関して必須になる。最終製品販売に対する届出サポートに取り組む原材料事業者などは対応を急いでいる。
【石川太郎】
11月のDB更新:【1日】改正制度一部施行後の新規届出公開始まる 初回は5件にとどまる
:【6日】新規届出1件のみ 改正制度一部施行後の届出動向は軟調か
:【7日】新規届出6件、撤回届出45件 10月、計281件が撤回