23年度分「I」シリーズ17件公開 【機能性表示食品届出更新】制度運用9年目が本格化
機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新が25日にあった。消費者庁は、今年4月1日から同4日までに届け出された2023年度分の届出17件を公開した。
公開したのは、届出番号I10からI26まで。届出番号のアルファベットが22年度の「H」から「I」に切り替わった。機能性表示食品の届出は2015年に「A」でスタート。制度施行10年の節目を目前とする9年目に入った。
I1からI9までは、確認期間が通常よりも短縮される再届出や、事業者団体などの事前確認を経た届出であったため、すでに公開されている。23年度の届出第1号の「I1」は、キユーピー㈱(東京都渋谷区)が届け出たサプリメント『ディアレプラス』。酢酸菌GK-1などを機能性関与成分として配合したもので、健康な人の免疫機能の維持に役立つ旨を表示する。
25日に公開された17件の内訳は、サプリメントが13件、サプリメント以外の加工食品が4件で、生鮮食品はなかった。過去に公開されたことのない機能性関与成分やヘルスクレームは見られなかった。
既届出の取り下げ情報も更新された。21年に届け出ていた、難消化デキストリン配合サプリメントの届出を、パーソナライズサプリメントなど栄養改善サービスを手がける㈱ユカシカド(東京都渋谷区)が取り下げたという。理由は「販売中止」。
〇5月の機能性表示食品届出DB更新
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