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花王、12月期第3四半期決算短信発表 化粧品事業、日本市場と中国を除くアジアが順調に推移

 花王㈱(東京都中央区、長谷部佳宏社長)はこのほど、2024年12月期第3四半期決算短信(24年1月1日~9月30日)を発表した。売上高は対前年同期比5.7%増の1兆1,900億1,100万円、営業利益は同99.3%増の1,010億5,500万円だった。
  
 ライフケア事業は、売上は同0.4%減の406億円、営業利益は同68億円増で56億円となった。同事業として展開していた茶カテキン飲料『ヘルシア』のキリンビバレッジ㈱への事業譲渡が、8月1日に完了した。

 化粧品事業は、売上高は同1.1%減の1,732億円、営業利益は同51億円減で79億円の損失となった。日本では市場が順調に推移する中、「KANEBO」、「ALLIE」、「ソフィーナiP」などが好調に推移し、前年同期を上回った。中国を除くアジアでは、売上は順調に推移。中国では、市場伸長鈍化、競争激化が続く中、流通在庫の適正化のため出荷抑制を実施し、前年同期を大幅に下回った。また、欧州では、「SENSAI」の新製品が好調に推移し、売上は前年同期を上回った。

関連記事:花王、ヘルシア事業をキリンに譲渡 トクホと機能性表示食品の5製品、キリンビバレッジへ

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