学生・若手研究者のポスター発表募集 植物化学シンポジウム、今月開催の第60回で「松尾仁賞」
㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市)と植物化学研究会が共催する「植物化学シンポジウム」が今月22日午後、東京大学・弥生キャンパス内で開催される。それに伴い、現在、学生・若手研究者によるポスターセッション発表者を募っている。優秀発表者には「松尾仁賞」を授与する。
同シンポジムの開催は今回で60回目になるという。「植物ケミカルが繋ぐ異種生物間情報ネットワーク」をテーマに開催する。今回は、植物化学の発展などへの寄与が期待できる学生・若手研究者による研究奨励を目的にしたポスターセッションも設け、優秀発表者を表彰する。
優秀発表者には、国立衛生試験所(現・国立医薬品食品衛生研究所)所長などを歴任し、終戦間もない1949年に常磐植物化学研究所を創業した薬学博士の名を冠した「松尾仁賞」を授与する。
第1回松尾仁賞は、同社の創業70周年記念シンポジウムとの合同開催になった第56回植物化学シンポジウム(2019年11月開催)で若手研究者ら3人に授与。今回、同社が創業75周年を今年10月に迎えたのを機に、第2回松尾仁賞を執り行うことにした。今後の同シンポでは、定期的に同賞の授与を行っていく予定という。
ポスター発表の申し込みのほか、シンポジウムのプログラムや参加費などの詳細は同社のウェブサイトから。