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一丸ファルコス、ツボクサ抽出物を開発 岐阜薬科大と共同研究、有効成分にアラリアジオール

 一丸ファルコス㈱(岐阜県本巣市、安藤芳彦社長)がサプリメント向けの新規原材料を今月から新発売する。「ゴツコラ」とも呼ばれるセリ科植物のツボクサ(Centella asiatica (L.) Urban)を起原材料とする抽出物。認知機能など脳機能向けの新規食品原材料として提案する。有効成分は「アラリアジオール」。ツボクサから初めて単離された成分だという。トリテルペン類も含む。

ヘルスケアの脳機能領域で展開

 同社が16日に発表した。岐阜薬科大学との基礎研究など共同研究を経て製品化した。製法について特許(第7160299号)を成立させてもいる。この特許に基づく製法をとることで、有効成分のアラリアジオールを安定的に含有するツボクサ抽出物を製造できるという。有効成分名とツボクサの学名にちなんで名付けた「ARACA(アラカ)」の製品名で原材料供給を進める。

 同社の発表によると、岐阜薬科大学と行った共同研究では、神経細胞に対する酸化ストレスや小胞体ストレスを抑制する働きのあることが確認できた。また、健常者29人を対象にしたモニター試験の結果、「ARACA」を1日あたり100mg、6週間摂取することで、計算問題の正解数やタイピングを正しくタイプする回数が増加したほか、脳負荷テストとの疲労感が軽減されたという。

 ツボクサは、インド伝承医学のアーユルヴェーダで用いられるとされる植物。同社によると、インドや東南アジアではその葉を、サラダやスープ、カレーに入れて食べるという。

(冒頭の写真:ARACAの起原材料になるツボクサ。一丸ファルコス報道発表資料から)

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