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24年秋の新製品に「さくら乳酸菌」 オリザ油化、「桜」由来機能性素材の第2弾

 オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が2024年秋の新製品(新原材料)として「さくら乳酸菌」(同社の登録商標、桜の花由来乳酸菌)を発売する。

 特定の品種の桜の花から発見した乳酸菌を機能性素材化した。同社を代表する独自開発機能性素材の1つ「桜の花エキス」に続く「さくら素材」の第2弾となる。今月下旬に都内で開催される展示会に出展し、健康食品など食品関連企業への案内を本格的に開始する。

 同社が2日に発表した。「さくら乳酸菌」は、国内のシダレ桜から採取した乳酸菌をナノ型乳酸菌粉末化したもの。乳酸菌の菌種は、海外でも食品として使用できるLacticaseibacillus paracasei shidare株だと説明している。複数の生理活性機能を持つことも確認した。

 発表によると、この乳酸菌が持つ生理活性機能としてこれまでに確認できたのは、整腸・便通改善機能。人を対象にしたモニター試験などで確かめた。ほかに、細胞試験でコラーゲン合成酵素とヒアルロン酸合成酵素の遺伝子発現増加機能を確認。肌への働きも期待できることになる。

 また、同じく細胞試験でインターロイキン(IL)‐10、同‐12の産生能を高める働きがあることを確認。免疫機能を活発化させる可能性がある。さらに、マウスに経口投与する動物試験によって血中のエクオールを増やす働きも確認したという。

 「さくら乳酸菌」は加熱殺菌体。製造工程で熱を加える必要のある食品にも配合できる。同社は今後、同乳酸菌を機能性表示食品の開発にも応用できるようにしたい考え。「上市後は、整腸分野での機能性表示対応をはじめ、『さくら乳酸菌』だけでダブル、トリプルのヘルスクレームが可能となるよう、多種多様なエビデンスを取得していく」としている。

(冒頭の画像:「さくら乳酸菌」のイメージ。オリザ油化の報道発表資料から)

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