世界36カ国の消費者ニーズを分析 【化粧品&美容サプリメント特集】Mintel Japan、毎月約4万件の新商品を収集
㈱Mintel Japanは、英国、ロンドンに本社を置く市場調査会社「Mintel Group」の日本法人。消費者が「何を」、「なぜ」求めているかを探るエキスパート。Mintel はマーケットインテリジェンスのリーディングカンパニーとして、世界と国内の市場に対して独自の視点で消費者・市場・新製品・競合他社分析を行う。日本では「美容・化粧品」、「食品・飲料」、「ライフスタイル」の3つの分野に注力してサービスを展開している。
独自の視点で市場を分析、今のトレンドから将来を予測
同社の社名は、「マーケット(市場)」と「インテリジェンス」という単語に由来する。50年にわたる長年の蓄積に基づいた独自の視点で、市場の将来的な展望について必要な情報を多角的に提供する。
同社の基幹商品の1つが、世界新商品データベース(GNPD: Global New Products Database)。GNPDは世界86カ国の日用消費材の新商品データを提供するプラットフォームで、原料や訴求内容から日本を含む世界各国のトレンドを分析することができる。世界中に配置された調査員が現地で実際に商品を購入し、撮影するデータから構築されているため、信頼できる情報リソースとなる。蓄積されたこの幅広い領域での現地調査のデータを基盤として、同社はこれまで数多くの消費財メーカーの製品開発を支援してきた。
市場分析については、独自に行う消費者調査データのほかに、世界中の貿易、産業、政府機関に関するデータなどの外部データも収集し解析。こうした数字や情報から現在の市場規模を推定し、各産業分野の将来の市場規模を予測する。前述のGNPDを活用した新商品情報の分析については、消費者が実際は何を見ているのかという観点から、具体的な事例について観察を行う。
2021年より発刊を開始したミンテルジャパンレポートは、グローバルトレンドをどのように日本市場に展開すればビジネスチャンスを見出せるかを各分野のアナリストが解説するレポートシリーズで、日英の2言語で提供しているオンラインプラットフォームのレポート。今年、「インナービューティートレンド」「栄養トレンドーアクティブライフスタイル」「エシカルライフスタイル」などが発刊予定となっており、今後の各業界のトレンドを追うことができる。
各専門分野のアナリストが分析、美容化粧品業界をサポート
次の流行を探るため数多くの美容化粧品企業が、同社の情報サービスを利用している。市場規模やセグメンテーション、消費者動向、トレンドの他、新商品の成功の背景、ビューティー産業で起こっているイノベーションなど、必要とされる情報は多岐にわたる。
世界13カ国のオフィス に在籍する各分野のスペシャリストが、今注目の市場情報に加え、「誰が何をどこで買っているのか。なぜ購入するのか。消費者動向の変化と、それがブランドにとって何を意味するのか、アンケートを基に消費者インサイトを分析する。美容業界のダイナミクスを動かし、成功する新商品を生み出し、競合より常に前に立ち続けられるように支援する。
AIの力で業務時間を短縮、「Mintel Leap」をリリース
同社は今年1月、ビジネス上の複雑な質問に即座に回答することで、企業の製品開発やマーケットリサーチ手法を根本から変える新しいマーケティング・インテリジェンスAI、「Mintel Leap」のリリースを発表した。
Leapは、「飛躍する」、「飛び越える」という意味のある英単語。その言葉の通り、「Mintel Leap」はビジネス上の課題や疑問を持った時点から、すぐに検索して一足飛びに解決策を導き出す。操作方法は質問を入力するだけとシンプルなため、若手社員から役職者に至るまで、誰でもすぐに使うことができる。「Mintel Leap」は、ミンテルの広範なデータとアナリストによる分析を素早く探索することで、各ブランドが日常的に直面している課題への回答を簡潔に提供する。クローズドループの生成AIのため、検索内容が外部に漏れる心配もなく、安心して日々の業務で使用できる。
COMPANY INFORMATION
所在地:東京都千代田区丸の内2-4-1丸の内ビルディング18階(本社)
TEL:03- 6228-6595
URL:https://japan.mintel.com/
事業内容:市場調査、各種データベース、マーケティングレポートの販売など
(冒頭の写真:同社オフィス/同社提供)