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2019年度輸入食品監視指導、法違反は763件~厚労省

 厚生労働省が28日発表の「輸入食品監視指導計画に基づく監視指導結果」によると、昨年度は約254万件の輸入届出に対し、21万7,216件の検査を実施し、763件の法違反が見つかった。

 違反の内容は、微生物規格が180件、有害・有毒物質と病原微生物が179件、添加物が140件、残留農薬が127件など。違反した輸入食品に対し、積み戻しや廃棄を命じた。

 モニタリング検査については、9万9,059件の計画に対し、延べ9万9,636件を実施。延べ144件を法違反と認定し、回収などの対応を取った。

 また、海外情報に基づく緊急対応として、フランスのナチュラルチーズの腸管出血性大腸菌O26汚染やサルモネラ属菌汚染、中国と韓国の貝類加工品のA型肝炎ウイルス汚染などに対する監視体制を強化した。

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