2019年のユニバーサルデザインフード生産量、前年の2.4倍に
日本介護食品協議会は1日、2019年のユニバーサルデザインフード(UDF)生産量が前年実績の2.4倍に当たる5万8,387t、生産額が1.5倍に当たる430億4,400万円に急増したと発表した。
区分別集計(市販用・業務用合計)を見ると、「容易にかめる(区分1)」が生産量3万5,664t、生産額160億2,600万円、「歯ぐきでつぶせる(区分2)」が同6,294t、同46億3,100万円となり、それぞれ大幅に増加。
また、「舌でつぶせる(区分3)」が同8,515t、同90億2,500万円、「かまなくてよい(区分4)」が同4,050t、同43億2,100万円となるなど、各区分ともに前年を上回った。
「容易にかめる」が急増した理由として、市販用UDFに食パン製品などが新たに登録されたことがある。「歯ぐきでつぶせる」については、業務用で介護食品としての実績のある製品が、UDFを取得したことに起因すると説明している。