消費者庁は25日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新した。更新は2日連続。届出番号I307からI316まで10件の新規届出を公開した。10件の内訳は、サプリメント7件、サプリメント以外の加工食品3件。生鮮食品の新規届出が公開されない状況が続いている。ここにきて増えている取り下げに関する情報更新はなかった。

　この日の更新でもOPI・50㈱（東京都港区）による届出が公開された。同社は㈱ディーエイチシー（同）の親会社に位置付けられる。今月、サプリメント『ウエスト気になる』の届出が公開されたのを皮切りに、現在までに『ルテオリン 尿酸ダウン』、『高たんぱくHMB』、『グルコサミン2000』など8件を届け出ている。いずれも販売会社はディーエイチシー。

　また、DHA・EPAを関与成分とし、血中中性脂肪の低下機能を訴求するサプリメント届出が新たに公開された。届出資料によると、1日当たりに摂取できる関与成分の量は合わせて558mg。先の措置命令を受けて消費者庁は今月、措置対象商品に表示されたDHA・EPAの含有量（1日あたり摂取目安量400mgあるいは500mg）を下回る届出に対し、中性脂肪低下機能とその科学的根拠の観点から確認を求めた。それに比べると配合量は多いが、さほど変わらないと見ることもできる

　この届出が消費者庁に提出されたのは先月7日付で、措置命令よりも以前。ただ公開されたのはきのう（25日）で、同庁は届出資料の中身を措置命令後に見ていると考えられる。　

【石川太郎】

〇2023年7月の機能性表示食品届出DB更新
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