12件追加、あなご加工食品など 【機能性表示食品届出更新】取り下げは2件、措置命令とは無関係
消費者庁は28日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新し、12件の新規届出を公開した。既存届出の取り下げに関しても情報を更新。2件が追加されたが、先の措置命令との関連はないとみられる。
公開された新規届出は、届出番号I484から同495までの計12件で、区分上の内訳はサプリメントが4件、サプリメント以外の加工食品が8件。生鮮食品はなかった。サプリ以外の加工食品の中には、DHA・EPAを機能性関与成分にした、あなご加工食品(煮あなご)の届出が含まれる。研究レビューに基づき両成分に報告された中性脂肪低下機能を表示するもので、含有量は計860mg。
一方、追加された取り下げ2件を見ると、難消化性デキストリンを配合したビスケットの届出を㈱東ハト(東京都豊島区)が22日付で取り下げたほか、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを配合したサプリメントの届出を㈱tattva(東京都品川区)が23日付で取り下げた。理由についてはいずれも、今後の販売予定がないとしている。
東ハトはこれまでに3件を届け出ていたが、今月に入って3件全てを取り下げた。他の2件は、GABAを機能性関与成分とするもので、再販売を行う見込みがなくなったことを理由に取り下げていた。
〇2023年8月の機能性表示食品届出DB更新
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